はじめに

神奈川県警の交通安全の要、第2交通機動隊(通称:二交機)について興味を持っている方へ向けて、その組織の実態を詳しく解説します。

1. 神奈川県警第2交通機動隊の役割:県央・西湘の守護神

神奈川県警察本部交通部に所属する「第2交通機動隊」は、主に県央地域から県西部にかけての広域幹線道路を管轄する、交通取締りの精鋭部隊です。厚木市酒井に本拠を置き、国道246号や129号、さらには小田原厚木道路や西湘バイパスといった、交通量が多く速度が出やすい主要道路での事故抑止を最大の任務としています。

主な活動内容は多岐にわたります。白バイやパトカーによるパトロールと交通違反の取締りはもちろんのこと、大規模なマラソン大会や箱根駅伝などの行事における先導業務、さらには重大交通事故発生時の現場管制も行います。特に、小田原厚木道路などの高速走行が可能な路線において、一糸乱れぬ走行で安全を確保する姿は、二交機の高い技術力の象徴といえるでしょう。

また、単に違反を摘発するだけでなく、地域住民や企業、国土交通省、NEXCO中日本などと密に連携し、地域一体となった交通安全対策を推進しています。地域住民にとっては、最も身近で、かつ最も頼もしい「道路の守り手」としての役割を担っているのです。

2. 隊員数と組織構成:125名の精鋭が守る交通網

第2交通機動隊の規模については、広報資料等から「約125名」の隊員で構成されていることが分かっています。この人数は、白バイ隊員として最前線で活動する執行隊員のほか、パトカー乗務員、そして隊全体の運用や後方支援を担う事務職の隊員すべてを含んだ数字です。神奈川県警内でも有数の規模を誇る交通専門部隊です。

二交機の内部組織は、厚木の本隊を中心に、相模原分駐所や茅ヶ崎分駐所などの拠点を持ち、広大な管轄エリアをカバーしています。「融和団結」の精神のもと、隊員同士のコミュニケーションを重視した組織運営がなされており、それが迅速な現場対応や高い検挙率、そして何より事故抑止力に直結しています。

白バイ隊員になるためには、警察官として採用された後、厳しい選抜試験と専門の訓練を突破しなければなりません。そのため、二交機に所属している125名は、まさに「選ばれしプロフェッショナル」の集団であり、その誇りが日々の規律ある行動と県民の安全確保に繋がっています。

項目 内容の要約 備考
定員規模 約125名 執行・事務・各分駐所含む
主な管轄 県央・西湘・相模原 広域幹線道路を重点カバー
主な拠点 厚木本隊・各分駐所 酒井地区を拠点に展開

3. 第2交通機動隊のリーダー:隊長が掲げる「繋がり」の力

組織の指揮を執る「隊長」は、警視の階級を持つベテラン警察官が任命されます。隊長は、隊員の士気を高めるとともに、管内での交通事故死亡者数ゼロを目指すための戦略を立案する重要なポジションです。歴代の隊長たちは、その時代ごとの交通情勢に合わせ、独自の指導方針を打ち出してきました。

過去には、剣道6段の腕前を持つ新井滋文氏などが隊長を務め、「融和団結 繋がりを力に」というスローガンを掲げていました。これは、警察内部の連携だけでなく、地域住民や関係機関との「和」を大切にする姿勢を示すものです。その後も、横山則久氏などがこの重責を担い、組織の伝統を守りながら最新の交通情勢に対応してきました。

2026年現在の隊長についても、こうした「現場主義」と「地域連携」の精神を継承した人物が指揮を執っています。隊長は、公式な交通安全キャンペーンや箱根駅伝の出発式などでメディアの前に立つこともあり、その際の訓示は隊員の規律を正すだけでなく、県民に対する安全への強い誓いでもあるのです。

4. 事故に遭わない・起こさないために「するべきこと」

第2交通機動隊の活動エリア(県央・西湘・相模原地域)を走行する際に、ドライバーやライダーが意識すべき具体的な内容をまとめました。これらを実践することで、自身の安全を守り、結果として二交機の任務である「事故抑止」に貢献することに繋がります。

速度管理の徹底と車間距離の確保

まず第一に、「速度管理の徹底と車間距離の確保」です。小田原厚木道路や西湘バイパスは、二交機の白バイが重点的に巡回しているエリアです。速度超過は重大事故に直結するため、制限速度を遵守することが最大の防御策となります。

交差点での徹底した安全確認

次に、「交差点での徹底した安全確認」です。二交機が管轄する地域は交通量が多く、右左折時の事故が多発する傾向にあるため、信号の変わり目での無理な進入は絶対に避けましょう。

警察や関係機関が発信する情報の活用

最後に、「警察や関係機関が発信する情報の活用」です。神奈川県警の公式SNSや、二交機が連携するNEXCO中日本の道路交通情報をこまめにチェックしてください。取締りの重点路線や道路状況を事前に把握し、心の余裕を持って運転に臨むことが、安全なカーライフを送るために「するべきこと」の核心です。

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